人生に適度な刺激を(2)ースマホなしでは生きられない

早速だが(1)の続き。

ちなみにスマホについては、かつて香港で生活していた大先輩から受け継がれたSIMフリーSAMSUNGを念のため持ってきていた。

先輩の素敵な写真もいっぱい残っている。。

そちらにSIMを買って差したのだが、いかんせん少々古くて動いていること自体が奇跡的である。言ってしまうと、Google MAPですらほぼ見られない。バッテリーの持ちも正直悪い意味ですごい笑。しかし先輩本当にありがとうございます。実は助けれられています。

これには、WhatsAppというアプリのみを入れている。これならWiFiがない外出先でも、友達からの連絡はひとまず確認することができるあ。

ただ先日クラスメイトの韓国人に、ウワァ、これ10年くらい前のじゃない、よく動いてるねえと言われた笑。(ところでスマホを見てすぐに古いと分かるものなの?私はわからない)

 

また、クリスマスには酔っぱらってパブのトイレにこのスマホを忘れ、気が付いたのが別の店に行ってからだいぶ後だったため、あーついにやってしまった、もうないだろうな、と思ったが店に戻ると誰かがバーテンに届けてくれていて、戻ってきた素晴らしい代物である。

バーテンには「良かったね!メリークリスマス!」と言われたが、この古さのおかげも多少はあると私は思う。アーメン。

 

なんの題材だか忘れたが、授業で地図の話になったことがあった。

今更、紙の地図を使う人はいるかい?という先生の問いに、

すぐさま「まさか!Google Mapがあるじゃないか!」と次々に声が上がる。

そりゃそうよ。それを使えば自分が今いる位置が瞬時にわかり、さらに目的地までの最短ルートまで示してくれるのだ。

ただねえ、紙の地図ほど使えるものはないのだよ君たち、と私は内心思っていた。

何しろ先日、紙の地図に救われた人間である。

だいたいスマホの充電が切れたらどうするのだ。

と思ったが、みんな予備のバッテリー持っているのね、素晴らしい。怖いものないじゃん。

 

待ち合わせも、事前に細かい場所を指定していなくても、着いたときに連絡したらいいしね。

だけど、もう一人Wi-Fi下でしか生きていない友達がいて、その子と待ち合わせするときは、時間と場所をきっちり決めて、確かにいつもより多少不便ではあったけど、でもちゃんと会えた。

まるで90年代より前の恋人たちみたいで、私はワクワクした。

余談だが私はシンデレラエクスプレスのCMとかに憧れる人間である。

でももうその時代には戻れないのだ。

たとえ私は不便で良くても、周りはなかなか合わせてくれないだろう。

不便でもわざわざ呼ばれる人間になる、というのはなかなかハードルが高い。特に別の言葉を使っている人間同士では。

他の子がゲーム持ってるから自分の子に買い与えてしまう親と一緒かもしれない。仲間外れは誰だって怖い。

 

確かにおいしいお店を調べたり、地図をサクッと見ていきたいところに連れて行ってくれたり、何かのチケットを予約したり、求人だってWEB。本当に便利で欠かせない。今となってはなくてはならない。情報が人生を制す!間違いない!

 

ただ私はカーナビやらGoogle Mapを使って本当に道を覚えなくなったし、やっぱりそうすると失敗も少ない気がするので他人の口コミばかり気にしてしまう。いつでも連絡が取れるからと油断して、待ち合わせに遅刻して何度も他人の時間を無駄にしたりもした(友人たち、いつもゴメン)。

でもそうやって自分の記憶力や直感力がどんどん退化していっているんではないかと、この不便な生活で思うことが増えた。まぁそれだけで、この多少の不便さに感謝である。

 

 

ただ。

引っ越したらWi-Fiがほぼ機能しないお家でした。これにはさすがにやっぱり参った。

さすがにお家くらいは日本とも連絡取ったりしたい。この時代に生きているおかげで重度のホームシックになっていないのだと真剣に思う。

というわけで来週新しいSIMフリーをゲットする予定でーす!!笑

 

...結論としては、やっぱり必要なんだわ。特に都市で生きていると。

でも振り回されず、自分で考えられる人間になるというのが、今の目標。